2021.04.07
マー油の「マ」は、魔法の「マ」①
桂花ラーメンから始まった「マー油」
「マー油(まーゆ)」とは、にんにくを主とした香味野菜各種をラードで揚げて作った香味油のことです。
スープの臭みを消し、コクと風味を増し食欲をそそる画期的な油で、今でも進化を続けています。
香味野菜のブレンドや油の種類・揚げる温度は各店舗でこだわりがあり、各店舗のスープに合うように工夫されています。
マー油のルーツとなる調味油は台湾にあり、それをヒントに劉さんご夫妻が開発されました。
「マー油」は「魔法の油」を語源とし、ラーメンに入れると魔法のように美味しくなる油という意味でマー油発祥の店「桂花」二代目旅井瑞代によって名付けられました。
ニンニクを焦がした油をマー油と認識されている方もいらっしゃいますが、炒めて焦がしたにんにくは「焦がしにんにく」、揚げたにんにくは「フライドガーリック」「揚げにんにく」、にんにくだけで作った香味油は「にんにく油」「ガーリックオイル」というのが正式なところだと思います。
発音がが似たもので、「麻油(マーユ)」は中国語でゴマ油、「馬油(バーユ)」は化粧品等に使われるものがあります。
以前のラーメンのカラー写真と比較すると、徐々に黒い色が目立つようになっていますが、焦げて炭になる手前の美味しい時を見逃さず仕上げられたものが抜群に美味しいです。
黒いだけで焦げた炭のような味のするものは、マー油とは言えません。
最近では黒マー油なども出始め、よりインパクトを持たせた商品も増えてきました。
これからも美味しいラーメン増えてほしいですね。
感謝
ラーメンに入れる前の状態。1枚目の写真のように、ふわーっとマーブル上に広がっていくときの香りが好きです。
県外の物産展・催事・イベントで貼りだしているPOP。マー油を知らない方も、まだまだ多いです。
お店のマー油を小袋に入れて小売りもあります。
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